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11月 10

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第105話「勇気ある人 『カネミ油症事件』と矢野トヨコ夫妻 『ハンセン病』と神谷美恵子先生」


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2013年11月第2週放送分

 

※今回は、祖母の夢と孫娘の愛がお送りします。

 

愛「おばあちゃん、カネミ油症事件って知ってる?」

 

夢「カネミ油症事件?……ああ、そういえば昔あったね。確か、「カネミライスオイル」っていうのが北九州

で人気になったんだけど、それにダイオキシンが混ざってたとかで、たくさんの人が病気になっちゃったって事件だったかねえ?」

 

愛「よく覚えてるね。45年前のことだったんだって。今年の4月にこの事件を題材にした「食卓の肖像」っていう映画が出たらしいんだけど、私全然この事件のこと知らなくて……」

 

夢「学校で教わったのかい?」

 

愛「ううん、違う。ラジオだよ。今週は、病気とか障害で差別に苦しむ人たちのために、立ち上がった人のことを紹介してたんだけど、そこでカネミ油症事件とか水俣病とかハンセン病とかの話もでてきたの。そういう病気とかについては今まで習ってきたけど、その人たちがどんなに苦しんでるかとか、苦しんでる人たちのために行動を起こしてる人たちが何をしてるかとかは、知らなかったんだよね」

 

夢「でも、今回のラジオで学べたんだでしょう?」

 

愛「うん。前半はカネミ油症事件のことだったんだけど、被害が北九州だけじゃなくて西日本にも広がって被害者が14,000人にもなったんだって。それで、その被害者の中から矢野トヨコさんっていう方が被害者救済活動の最前線に立って損害賠償請求の訴訟を起こして、国から27億円ぐらいの賠償金が支払われたんだけど、最高裁で形勢逆転されて国からの仮払い金返済が課せられちゃったの。それで、もう一度トヨコさんは夫婦で立ち上がって、その熱意が国会議員の心を動かしてやっと「油症被害者救済方案」が可決したんだよ。すごいよね。でも、トヨコさんはがんにおかされて、すでに亡くなった後だったんだって」

 

夢「胸に響くね。自分も被害者ながら、他の被害者のために立ち上がって、最後はその成果をみれずに他界されたなんて。でも、確かにトヨコさん夫婦は凄い方だねえ」

 

愛「だよね。カネミ油症事件については、また番組でもとりあげたいって言ってたよ。それで後半では、ハンセン病の患者さんたちと一緒に生涯を歩んできた精神科医の神谷美恵子さんの話だったんだけど、神谷さんは美智子皇后と親交が深くてハンセン病について語り合った人なんだって。ハタチの時にハンセン病の療養所に行って、そこで病気になりながらも賛美歌を歌って、信仰の喜びを語り合う患者さんたちの姿をみて、ハンセン医療に携わる道を決意したの。でも、医者の道はすっごく大変だったみたいで、両親の反対とか病気とか色々あってそれを乗り越えてやっと27歳で医学生になれたんだって。その時実習に行ったハンセン病療養所の愛生苑で、患者さんたちにまた戻ってくることを約束して、43歳になって約束どおりそこに戻ってくるんだけど、それから色々と忙しくなって体を酷使しすぎて、57歳の時に狭心症の発作で倒れちゃって、65歳で亡くなったの。神谷さんの詩をラジオで紹介してたんだけど、本当に患者さんたちのために生きてこられたんだなっていうのが伝わってきたよ」

 

夢「神谷美恵子さんのことは知らなかったねえ。おばあちゃんもラジオを聴いてみないと。普段は意識できないことでも、このラジオを聴けば色んなことに意識を向けられるから有難いね」

 

愛「うん、そうだよね。私もおばあちゃんともう一回聴こうかな」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

天と地の試練を克服しなければ、善の基準を復帰することはできない。第一は、環境的な試練であり、第二は、人間的な試練であり、第三は、霊的な試練である

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