Monthly Archive: 11月 2013

11月 30

第108話「世界の偉人100人の中でただ一人選ばれた葛飾北斎と日本文化」


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2013年12月第1週放送分

 

※今回は、祖母の夢と孫娘の愛がお送りします。

 

愛「おばあちゃん、歌舞伎のこと詳しい?」

 

夢「とても詳しいって訳じゃないけど、たまに観にいったりするよ。愛も関心があるのかい?」

 

愛「う~ん、歌舞伎ってよく分かんないってイメージなんだよねえ。今週のラジオが、歌舞伎のこととか、日本の伝統や文化についての話で、おばあちゃんだったらそういうの詳しいかなと思って。「勧進帳」っていう歌舞伎のあらすじ紹介してたんだけど、知ってる?」

 

夢「ああ、源義経と弁慶の話だね。義経たちが兄の頼朝から逃げるために奥州へ行くとき、賀国の安宅の関所で富樫の検問を受けるんだよ。そこで弁慶が、東大寺を建てるための寄付を集めている勧進の僧だっていって、富樫から勧進帳を読めと言われたり、色々質問をされたりして、弁慶が上手く乗り切るけど、荷物持ちに変装していた義経が怪しいって疑われちゃうんだよね。でも、弁慶は義経を杖で殴って怒鳴ったんだよ。それで富樫は感服して通行を許可したって話し」

 

愛「すごーい、よく覚えてるね。やっぱり詳しいね、おばあちゃん。じゃあさ、葛飾北斎についても知ってる?」

 

夢「赤富士とか富嶽三十六景とかの浮世絵を書いた絵師でしょ? 葛飾北斎のことも紹介してたのかい?」

 

愛「うん。アメリカのライフ誌が企画した『この1000年間に偉大な業績をあげた世界の人物100人』で、葛飾北斎が画家として、日本人でただ一人選ばれたんだって。葛飾北斎って、幼い頃から絵画の才能があって浮世絵師の勝川春章に弟子入りするんだけど、浮世絵だけじゃなくて洋画にも手を出しちゃって、師匠から破門にされたんだってさ」

 

夢「へえ。そうだったんだね。でも、色んなジャンルに精通してるのが北斎の魅力だと思うよ」

 

愛「ラジオでも同じようなこと言ってたよ。それともう一つ、日本の伝統の造り酒屋についても紹介してたんだけど、葛飾北斎の門下生の高井鴻山が営んでた、造り酒屋が「桝一市村醸造場」っていう名前で今でも続いてるんだって。でも、この造り酒屋が経営難に陥ったときがあって、そのとき再建したのがセーラ・マリ・カミングスさんっていうアメリカ人女性だったの。セーラさん、欧米人で初めて「利き酒師」の資格を取得して、色々な改革を進めてるんだよ。すごいよね」

 

夢「そんな人がいたのかい? 日本の伝統を外国の方が守ってくれたんだね。日本も最近は欧米化が進んできて、伝統文化がすたれちゃうんじゃないかって心配になるけど、外国の人が助けてくれることもあるっていうのは感動するねえ」

 

愛「そうだね。でもやっぱり、自分の国の伝統文化は、自分たちで守っていかなくちゃって思うよ」

 

夢「おばあちゃんが知ってることなら何でも教えてあげるから、それを愛が、自分の子どもや孫たちに教えてあげなさい」

 

愛「うん!ちゃんと受け継がせていかないとだね」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「伝統は、風化作用によって変化しない。天孫的立場が絶対に確立されなければならない。伝統を忘却しないようにしよう。良心に立脚した伝統を確立しなければならない」

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11月 23

第107話「アドベンチャー『はやぶさ』、チャレンジャー『iPS山中教授』の秘話」


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2013年11月第4週放送分

 

※今回は、父の明と息子の健がお送りします。

 

明「やっぱ宇宙は男の憧れだなあ。健もそう思うだろ?」

 

健「どうしたの? 宇宙?」

 

明「おいおい、ニュース見てないのか? 宇宙飛行士の若田光一さんが、日本人初の船長に選ばれたじゃないか。それに、ちょっと前の9月にはイプシロンが打ち上がったりして、まさに宇宙時代! 子どもの頃には遠く感じたけど、今じゃあテレビとかネットを通して宇宙が近く感じられるよ」

 

健「確かにそうかも。あ、そういえば何年か前に「はやぶさ」って流行ったよね?」

 

明「そうだよ、はやぶさ。今週のラジオ聴いたのか?」

 

健「ううん、まだ」

 

明「じゃあ丁度良かった。今回は、はやぶさのことが話題になってたんだ。はやぶさがどんな目的で打ち上げられたのか知ってるか?」

 

健「何だったっけ? 小惑星探査機だから、小惑星を見つけるため?」

 

明「いい線いってるぞ。イトカワって名前がつけられた小惑星の、画像や情報なんかを地球に送ったり、欠片を持ち帰ってくるために2003年の5月に打ち上げられた。それから、60億キロを7年かけて宇宙の旅をして、2010年の6月に帰ってきたんだ」

 

健「60億キロって想像つかないな。それにしても、はやぶさって7年も宇宙にいたんだよね。長いなあ」

 

明「その7年もの間、はやぶさのプロジェクチームは、リーダーの川口淳一郎さんを中心に、色んな困難を乗り越えてきたそうだ。チームに協力してくれた方が病で亡くなったり、はやぶさにトラブルが起きたりしたけど、はやぶさのプロジェクトは順調に進んで、結果を残したって言ってたな」

 

健「へえ。はやぶさについてあんまり知らなかったけど、やっぱり辛いこととか大変なことがあったんだね」

 

明「そういうことだ。それと、iPS細胞を発見してノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のことも紹介してた。iPS細胞は簡単に言うと再生医療ができる万能細胞ってやつで、ドナーのいらない移植医療なんかができるらしい。移植する臓器は自分のiPS細胞から作れるから、拒絶反応がないそうだ。医療の未来に大きく貢献する細胞がiPS細胞なんだが、これを発見した山中教授の医者としての道は色々な苦労があったらしい。山中教授は、初めは整形外科の医者になりたかったんだが、挫折して研究への道に方向転換して、そこでマウスを使って研究成果を出していったそうだ。だが、マウスの病だけ治しても仕方ないだろって非難されて、今の研究を見直して今度は人の病を治す研究を始めた。それから見つけたのが、iPS細胞だったってわけだ。大きな成功の影には、大変な苦労と困難がつきものだよな」

 

健「そうだね。日本の技術はすごいって言うけど、そこにはそれぞれの苦労があるってことか」

 

明「そうだぞ、健。勉強になるだろ。まだラジオ聴いてないんだったな。今から一緒に聴こう!」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「開拓者が追求する道は、現実を主とするのではなく、常に未来の価値の内容を追求しながら行く道である。ここにおいてのみ、発展と希望が永続され得るのである」

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11月 16

第106話「まどみちおさんのハッピーワールド&哀歌『赤い靴』の秘話」


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2013年11月第3週放送分

 

※今回は、母の希と娘の愛がお送りします。

 

愛「ぞうーさん、ぞうーさん、おーはなが、ながいのねー♪~」

 

希「あら、ぞうさんの唄なんて歌ってどうしたの?」

 

愛「ねえ、お母さん、これ作詞した人知ってる?」

 

希「当たり前じゃない。まどみちおさんでしょ。愛と健が小さい頃、よく一緒に歌ったわね。懐かしい」

 

愛「なんだ、知ってたんだ。確かに懐かしいよね、この唄。他にまどみちおさんの作詞した曲知ってる?」

 

希「他に? えーと、ほら、いっぱいあるから急に思い出すのは、ちょっと……」

 

愛「もしかして他に知らないんじゃないの~? まだ今週のラジオ聴いてないんでしょ」

 

希「まだ聴いてないわよ。まどみちおさんの話だったの?」

 

愛「うん。まどみちおさんの人生とか作品についてと、童謡の赤い靴の実話について話してたよ」

 

希「そうだったの。詩に童謡に、なんだか読書の秋って感じね」

 

愛「そうそう。ポエリーな秋、みたいな? それでさ、まどみちおさんの「ぼくがここに」と「クルミ」っていう詩を紹介してたんだけど、なんかまどみちおさんの詩ってほのぼのするんだよね。「ぞうさん」もそうだけど、他にも「やぎさんゆうびん」とか、「一年生になったら」とかもね」

 

希「「やぎさんゆうびん」と「一年生になったら」も、まどみちおさんだったのね。確かに愛の言うとおりほのぼのするわね」

 

愛「でしょ? それと、後半では野口雨情さんの「赤い靴」に隠された実話についての話だったんだけど、お母さんこの実話知ってる?」

 

希「知らないわよ。赤い靴の女の子の銅像がいくつかあるのは知ってるけど」

 

愛「その銅像の女の子が、「赤い靴はいてた女の子」のモデルになった子で、岩崎きみさんっていうの。お母さんがかよさんっていうんだけど、この親子が離れ離れにならないといけない悲しい事情があって、きみさんは養子を探してた海外の牧師さん夫婦の養子になるんだけど、きみさんは結核になっちゃうんだよね。それから牧師さん夫婦に国に帰りなさいっていう命令がでて日本を離れないといけなくなっちゃって、でも、病気のきみさんを連れて行けないから、泣く泣くお別れしたんだって。それからきみさんは幼くしてこの世を去っちゃったの。悲しい話だよね」

 

希「異人さんに連れられて行っちゃったって童謡の中では言ってるけど、外国には行けずに亡くなっちゃったのね。まさかこんなに悲しい事実があったなんて知らなかったわ」

 

愛「だよね。私も知らずに歌ってたから、今度からはきみさんとお母さんのかよさんのこと思い浮かべながら歌ってみようかな」

 

希「そうね。赤い靴―、はーいてたー、おんなーのーこー~♪」

 

愛「お母さん、その前にラジオ聴こうよ」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「希望のない世界、愛のない世の中を治療しようとしたら、私たちはもう一度、幼い頃の純粋な心に戻るしかありません。際限のない、欲望から離脱して、人類の美しい本性を回復するためには、幼い頃、父の背におぶさって学んだ平和の原理と愛の息遣いを生かすことが必要なのです」

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11月 10

第105話「勇気ある人 『カネミ油症事件』と矢野トヨコ夫妻 『ハンセン病』と神谷美恵子先生」


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2013年11月第2週放送分

 

※今回は、祖母の夢と孫娘の愛がお送りします。

 

愛「おばあちゃん、カネミ油症事件って知ってる?」

 

夢「カネミ油症事件?……ああ、そういえば昔あったね。確か、「カネミライスオイル」っていうのが北九州

で人気になったんだけど、それにダイオキシンが混ざってたとかで、たくさんの人が病気になっちゃったって事件だったかねえ?」

 

愛「よく覚えてるね。45年前のことだったんだって。今年の4月にこの事件を題材にした「食卓の肖像」っていう映画が出たらしいんだけど、私全然この事件のこと知らなくて……」

 

夢「学校で教わったのかい?」

 

愛「ううん、違う。ラジオだよ。今週は、病気とか障害で差別に苦しむ人たちのために、立ち上がった人のことを紹介してたんだけど、そこでカネミ油症事件とか水俣病とかハンセン病とかの話もでてきたの。そういう病気とかについては今まで習ってきたけど、その人たちがどんなに苦しんでるかとか、苦しんでる人たちのために行動を起こしてる人たちが何をしてるかとかは、知らなかったんだよね」

 

夢「でも、今回のラジオで学べたんだでしょう?」

 

愛「うん。前半はカネミ油症事件のことだったんだけど、被害が北九州だけじゃなくて西日本にも広がって被害者が14,000人にもなったんだって。それで、その被害者の中から矢野トヨコさんっていう方が被害者救済活動の最前線に立って損害賠償請求の訴訟を起こして、国から27億円ぐらいの賠償金が支払われたんだけど、最高裁で形勢逆転されて国からの仮払い金返済が課せられちゃったの。それで、もう一度トヨコさんは夫婦で立ち上がって、その熱意が国会議員の心を動かしてやっと「油症被害者救済方案」が可決したんだよ。すごいよね。でも、トヨコさんはがんにおかされて、すでに亡くなった後だったんだって」

 

夢「胸に響くね。自分も被害者ながら、他の被害者のために立ち上がって、最後はその成果をみれずに他界されたなんて。でも、確かにトヨコさん夫婦は凄い方だねえ」

 

愛「だよね。カネミ油症事件については、また番組でもとりあげたいって言ってたよ。それで後半では、ハンセン病の患者さんたちと一緒に生涯を歩んできた精神科医の神谷美恵子さんの話だったんだけど、神谷さんは美智子皇后と親交が深くてハンセン病について語り合った人なんだって。ハタチの時にハンセン病の療養所に行って、そこで病気になりながらも賛美歌を歌って、信仰の喜びを語り合う患者さんたちの姿をみて、ハンセン医療に携わる道を決意したの。でも、医者の道はすっごく大変だったみたいで、両親の反対とか病気とか色々あってそれを乗り越えてやっと27歳で医学生になれたんだって。その時実習に行ったハンセン病療養所の愛生苑で、患者さんたちにまた戻ってくることを約束して、43歳になって約束どおりそこに戻ってくるんだけど、それから色々と忙しくなって体を酷使しすぎて、57歳の時に狭心症の発作で倒れちゃって、65歳で亡くなったの。神谷さんの詩をラジオで紹介してたんだけど、本当に患者さんたちのために生きてこられたんだなっていうのが伝わってきたよ」

 

夢「神谷美恵子さんのことは知らなかったねえ。おばあちゃんもラジオを聴いてみないと。普段は意識できないことでも、このラジオを聴けば色んなことに意識を向けられるから有難いね」

 

愛「うん、そうだよね。私もおばあちゃんともう一回聴こうかな」

 

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

天と地の試練を克服しなければ、善の基準を復帰することはできない。第一は、環境的な試練であり、第二は、人間的な試練であり、第三は、霊的な試練である

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11月 04

第104話「心の片付けに老子の教えはいかが?」


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2013年11月第1週放送分

 

※今回は、母の希と父の明がお送りします。

 

明「うわっ、こんなに荷物散らかして何やってんだ?」

 

希「散らかしてるんじゃなくて片付けてるの。私も断捨離しようと思ってね」

 

明「断捨離?」

 

希「物への執着を捨てる片付け術よ。ほら、私ってあんまり物を捨てられないじゃない。だから着れなくなった服とか、子どもたちが小さい頃使ってたおもちゃとかも捨てられずにとって置いちゃうのよねえ。でも、そんなこと言ってたらいつまでたっても片付けられない!だからこうして、いらないもの、使わなくなったものはきちんと捨てようと思って整理してるの」

 

明「でも、急にどうしたんだ?いつもは掃除だけで済ませてるのに」

 

希「ラジオで片付けのこと言ってたのよ。それにこの間、『人生がときめく片付けの魔法』っていう片付けコンサルタントのドラマもあったじゃない?そろそろ私もやらなきゃなあって思って」

 

明「そういうことか。じゃあ、今回のラジオは片付け術のことでもやってたのか?」

 

希「オープニングではそういう話しだったけど、メインは老子よ」

 

明「老子?中国の思想家の?なんか難しそうな話しだな」

 

希「それが、そうでもないの。ラジオで言ってたのは、詩人で画家で、翻訳家の加島祥造さんが現代詩風に翻訳した『老子道徳経』っていう老子の教えを紹介してたんだけど、思ってたより全然分かりやすかったわ」

 

明「へえ。その『老子道徳経』ってどんなの?」

 

希「話すと難しいから簡単に言うと、周の国を案じた老子が国境を守っている関守に教えを請うたっていうものなんだけど、その『老子道徳経』の中で老子が一番大切に考えたのが、自然と人間との関わりだったの。人間は無から生まれ、死んだ後は無に帰っていく。だから大自然に身をゆだねて自由にのびのび、心豊かに生きることが理想だっていうのが老子の考え。それでラジオでは、老子の教えの「我に三宝あり。持してこれを保つ」っていうのを、現代詩風に訳した加島さんの詩を紹介してたわ」

 

明「我に三宝あり。持してこれを保つ、か。こうして聞くと難しい感じがするな。でも、現代詩風にしてるってことは、分かりやすく書かれてあるんだろ?」

 

希「ええ。内容はラジオを聴いてみてね。それと、加島さんの詩集から「求めない」っていう詩も紹介してたの。「ありのままの自分」と「社会中で生きる自分」この二つのバランスをとることが、自分らしく生きる道につながるっていうのが加島さんの考えみたい」

 

明「確かに、そのバランスは大切かもな。よしっ、ラジオ聴いてみるか」

 

希「ねえ、その前に片付け手伝って~。今日中に終わらなさそう…」

 

明「少しずつやればいいのに、一気に捨てようとするからだ。仕方ない、これ終わらせてから聴くか」

 

今回ご紹介した文鮮明師のメッセージ

「神様は、天からの幸福を与えようとなさるのに、人間は目先の微々たる幸福のみを求めているので、与えようとしていた大きな恵みが、かえって大きな災いとして我々に与えられる」

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